この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天使さまっ!
第18章 余談:恋の病と白衣の天使
「えっ、先生コレ無理。どうやって着るんですか」
見たこともない構造に戸惑います。
「手伝う?」
カーテンの向こうで含み笑いをしたエリン先生の声がして、
「いえ!自分でガンバリマス」
着替え中とか、別の意味で恥ずかしいです。多分。
それにしても何のために背中にリボンとか、まぁナンノタメかは置いといても、着るのがめんどくさい服です。ピチピチだから被りにくいですし。
「うっわ、スカート短っ」
一生懸命下に引っ張って伸ばしても、どうにもならない短さです。無駄にサイドのスリットが深いです。それに着てみるとがっつり胸の谷間がいやらしいです。
ナースキャップは最早ゴスロリでレースのリボンが可愛いです。パンストタイプのオーバーニーソックスにもお揃いのレースがついています。……えろい。
「せんせぇ……」
着替え終わった私が物陰から恨めしそうに先生を呼ぶと、彼はニッコリ笑って両手を広げました。
「おいで?」
「恥ずか死にします」
「大丈夫です、僕が蘇生させますから」
なるべく身体を腕で隠しながらコソコソと先生の前に出た私は真っ赤。
「うしろのリボン、自分じゃ結べません」
「見せて?」
背中のリボンをエリン先生が結ぶ間もソワソワ落ち着きません。ていうか、背中はどれくらい開いてるんでしょう。背中見られるのも案外恥ずかしいのですねっ。
「~~もう脱いでいいですか」
「まさか」