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天使さまっ!
第18章 余談:恋の病と白衣の天使
あんまりエリン先生が可愛いので、思わずむぎゅうと抱き締めてふわふわの髪に頬擦りしてしまいました。自分の恰好を忘れていました。
「しかこさんて時々大胆」
「ぁうっ!」
胸の谷間にキスをされてクスリと笑われてしまい、何だか赤面。私の意識はコドモすぎて、エリン先生と私じゃいつもアベコベで。
「エリン先生のえっち!」
「あれ、知りませんでした?男は狼らしいです」
「こんな可愛いのに???」
エリン先生の目がニンマリと弧を描きます。
「子羊の皮を被った狼ですよ」
うわぁ。それじゃあ他の羊は襲われ放題ですね、とか。一瞬浮かんだけれど。よく考えたらこの場合の羊は私ですね。
「……え、エリン先生と話してるとドキドキしてきちゃう」
「もちろんです。狙ってますから」