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天使さまっ!
第18章 余談:恋の病と白衣の天使


「エリン先生てばヒドイですぅ。こんな縛って動けなくしといて……しかもほとんどひとりえっちじゃないですか」


あとから思わずボソリと言ってしまいました。半ベソでした。


「だってしかこさん、前に気絶しちゃったし」

「のぼせたんです」

「やなのかなーって」


……確かにアレです、男子耐性は俄然人並み以下なのですが、

「わ、私だって少しくらいはっ」

強がってみたり。


「……ていうか、ふしぎ男子についてちょっとお勉強しなきゃとか、一応ナースなのでアレです、アレレな感じで」

「なんですか?」

「さ、さわってみてもいいですか」


ざ、とらいあげいん的な何かです。


「ですよねー。他の科のナースさんたちは普通に剃毛とか陰部洗浄とか仕事ですからー」


未だに新人気取りですか、とか冷たい先輩ナースの批判が聞こえてくる気がします。


「とはいえ別に、僕の専属なんだから練習しとく必要はないんですけどね」

「いえ……その、実験台にしたいとか、そういう意味じゃなくて……先生のは触ってみたい気が」


ヤバイです、何を言っているのでしょう。かなりハレンチ。


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