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天使さまっ!
第18章 余談:恋の病と白衣の天使
なんででしょう。自分の体が触られてるとのはまた別の、緊張と興奮があります。攻めのそれと受けのそれとでは種類が違う気がしました。ていうか、じっと大人しく耐えてる先生も可愛くて、もっと色々試してみたい気持ちになります。タンキュウシン?
「せんせ……?」
「っ、……今日のしかこさん、ずいぶん積極的ですね」
「たぶんエリン先生が買った服のせいです」
ツラッと嘘ついちゃった。自分の着てる服なんて自分では大して見えてないから意識の範疇になかったり。
でも口実があると助かります。今日は小悪魔エロナースでいくのです。
「もっと色々教えてください」
自分から攻めるっていうのも案外悪くないのです。もっと知りたいっていうのも、相手を求める気持ちのひとつなんだと思います。いつもエリン先生もこんなふうにドキドキしてるのでしょうか。
私から深いキスをしながら、エリン先生の服を少しずつほどいて、ゆっくりと神聖な秘密へと忍び寄る私は。なんて業の深い生き物なんだろ。素直に本能をさらけ出せる相手に出逢えて、それはとても幸福だと思える。
「天使さまは裸になってもすごくキレイ」
ううん、裸こそが一番美しいかも。うっとり眺める私にエリン先生が照れ笑いしながら言いました。
「それは同感です。今回は立場入れ替わっちゃったけど」