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天使さまっ!
第18章 余談:恋の病と白衣の天使
「もういつまでも鑑賞してたいです。芸術的」
さわさわと私が腕や肩を撫でるとくすぐったそうにエリン先生が動いてますますキュンとします。エッチな性的興奮とは違うかもしれませんが萌えます。心の満足感とでも言いましょうか、とにかく萌えます。
「先生のすごく可愛い」
男性器が可愛いという発想は今まで皆無だったのですが、むしろ恐怖とか嫌悪とかそうした対象でしかなかったはずのそれがはじめて愛しいものに感じました。お子様でもこんなふうになるのですね、なんだか健気。
「いつか大人になっちゃうんですね」
「そんな残念そうに言わないでください」
つんつんと指先で触れるとますます可愛く思えました。
「だって大人の男の人はコワイです」
「僕は早く大人になりたいけどなぁ……」
「えー。ずっとこのままでいいのに」
今のままなら頬擦りだってキスだってできますよ。
微睡みながら呟くと、エリン先生はちょっとびっくりしてからほんのり頬をそめて私の髪を撫で
「じゃあ、してみてよ」と私を誘いました。
まるで頬っぺたにでもキスするみたいに何の抵抗もなく口づけしてると、むくむくとますます元気になるんです。不思議生き物。
「ヤバイです、こんなになるのとか初めてかも」
先生の喘ぎ声、可愛いです。
そこからは先生による講義とご指導がありました、まる。どうやら先生の身体成長は止められないようなので頑張って私の精神を大人にする必要があるようです。私が大人の女になれば受け入れられるかもというそういうお話。
それにしてもイッツざミラクル!
まつわるお話をいろいろ聞きましたが、こんなに可愛いのに、わざわざ外科手術とか、儀式とか理解不能文化です!
あ、話が飛んじゃった?
「包皮は性交の時にも大事な役割を持ってるので、よほど問題がない限りは切らないほうがいいんですけどねー」
可愛いからという私の主観をスルーしつつも、先生はいつものノリで語り出しました。
包茎について悩む男性、及び男子のお母様が多いんですって。
(※先生は手術も儀式もしてません!←)