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天使さまっ!
第6章 私、不感症ですかっ……?
気持ち的に真っ白に燃え尽きたゼ、な私に。エリン先生は一人で何か納得したような様子。10歳の男の子に性の悩み相談とか、私大丈夫かしら。
「大丈夫ですよ」
「えっ」
ついには心の声まで読まれたのかと私は驚いてしまったけれど、『大丈夫』は先生の口癖みたいなものだった。
「心も開かないうちから、体を開けるわけないんです。しかこさんの貞操観念が、だからそれを許さないんですよ、きっと」
コウヤは私をまるで欠陥品みたいに不感症だと突き放したのに。エリン先生は私を大丈夫って言ってくれる。
驚いた私はポロポロ涙が溢れて止まらない。
「しかこさんだけじゃないと思います。気持ちが追い付かないまま不快なセックスをしているのは」