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第1章 　

小さな身体が覆いかぶさってきた。
温かい身体。
小さな乳首の感触。
脂肪のない身体。
あばら骨の当たる感触もある。
唇が塞がれ、舌が入ってくる。
思考がめぐらなくなった。
思考できない。
私は今何をしようとしているのだ。
温かいしなやかな感触。
女の感触。
心地よい……。
与えられる感触に没頭しようとする自分がいる。
これは夢だ。
夢なんだ。
そう思い込もうとする自分がいる。
耳元で声がする。
「ラブ・ミー・プリーズ……パパ……プリーズ……プリーズ……」
英語だが、懇願しているのがわかる。
「ホールド・ミー……パパ……プリーズ……プリーズ……」
泣きそうな声。
この子の為に何かしたいのは確かだ。
それだけは思考できる。
私を愛して、パパ……。
私を抱きしめて、パパ……。