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山猫と狼
第6章 軍服を脱がされて
クロードの容赦ない命令に、ロイは言葉を詰まらせた。
「ご自分で脱ぎますか、それともお手伝いしましょうか」
クロードは嬉々とした表情を浮かべている。
「…絶対に、脱ぐものか」
「まだ強情を言いますね。
脱がないなら、私の部下たちがお手伝いすることになりますが、いかがでしょう」
クロードが指を鳴らすと、ドアの外を見張っていた二人の兵士が部屋に入ってきた。
兵士の手には、大きな剣が握られている。
「彼らが手伝うと、あなたの大切な軍服は木端微塵になってしまいます。
彼らは剣の達人なので、殿下を傷つけることなく服だけを切り裂くことができるんです。
・・・軍服を破りたくなければ、ぜひご自分でお脱ぎください。
そしてもし脱ぐことを拒否なされば、あなたの仲間の首が飛びますよ」
クロードの言葉に、ロイは力なく座り込んだ。
どうやら、脱ぐ以外に道はなさそうだ。
「畜生・・・!」
ロイは掠れた声を出し、金色に輝く軍服のボタンに手をかけた。
「ご自分で脱ぎますか、それともお手伝いしましょうか」
クロードは嬉々とした表情を浮かべている。
「…絶対に、脱ぐものか」
「まだ強情を言いますね。
脱がないなら、私の部下たちがお手伝いすることになりますが、いかがでしょう」
クロードが指を鳴らすと、ドアの外を見張っていた二人の兵士が部屋に入ってきた。
兵士の手には、大きな剣が握られている。
「彼らが手伝うと、あなたの大切な軍服は木端微塵になってしまいます。
彼らは剣の達人なので、殿下を傷つけることなく服だけを切り裂くことができるんです。
・・・軍服を破りたくなければ、ぜひご自分でお脱ぎください。
そしてもし脱ぐことを拒否なされば、あなたの仲間の首が飛びますよ」
クロードの言葉に、ロイは力なく座り込んだ。
どうやら、脱ぐ以外に道はなさそうだ。
「畜生・・・!」
ロイは掠れた声を出し、金色に輝く軍服のボタンに手をかけた。