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山猫と狼
第9章 絶頂を迎えて
「・・・いい加減、もうやめてくれないか。もう十分だろう」
ロイは懇願するような口調で言った。
「どうしてですか。気持ちよくはないんですか」
クロードは舌を突き出し、クリトリスをゆっくり柔らかく舐めた。
「んくぅ・・・!」
ロイは体の力が抜け、腰が砕けそうになる。
「ここがあなたの弱点なのを、知っていますよ。ここを舌でいっぱい攻めてほしいんでしょう?そうすれば、待ちに待った絶頂を迎えられるのでしょう?」
ロイは黙った。それは図星だったからだ。
「じゃあ、きちんと私にお願いしてください。そうじゃないと今夜はこのまま終わることになりますよ。果たして、体が火照ったまま眠れるでしょうか」
ロイは下唇を噛みしめ、体を震わせて快楽の誘惑に打ち勝とうとした。
こんな奴に懇願するほど、私は落ちぶれちゃいない・・・!
私は誇り高いアレクシアの王女、女将軍・山猫のロイなんだ・・・!
プライドがある限り、私は自分自身でいられる・・・!
しかし、ロイがそう思った瞬間、クロードが信じられないほどの力で彼女を手籠めにした。
彼女は下半身をぐいと曲げられ、性器と菊門が丸見えの屈辱的な格好にさせられたのだ。
「・・・!放せ!」
ロイは力の限り抵抗したが、力強い男の腕に組み敷かれてしまった以上、逃れることは既に不可能だった。
あれよという間にクロードの舌が降ってきて、彼女の勃起した女根を勢いよく舐り倒した。
熟れた果実を舌先で味わう時のような、甘くねっとりした音。
「あああああああああああああああああああっ!」
もはや抵抗する隙などなかった。
ロイは完膚なきまでに快楽の奈落へ突き落された。
彼女に訪れたオーガズムは、これ以上ないほど完璧で、深く、鋭く、猛々しく、そして甘美だった。