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山猫と狼
第10章 完全なる結婚
彼女は快楽に身をゆだねそうになるが、寸でのところで現実へ戻ることができた。
スノートルの純朴な傷ついた瞳が、ロイのプライドを支えていたのだ。
ロイはクロードの舌と唇から逃れ、溺れかけた人のように激しく胸を上下させた。
「息が止まるほどの素晴らしい誓いのキスでしたね」
クロードはロイの頬に触れながら言う。
ロイは口内に溜まった唾液を床にペッと吐き捨て、刃物のような眼差しで男を睨んだ。
彼女の獰猛な獣のような強さは、スノートルを少し勇気づけた。
クロードは自分を侮辱するような彼女の不遜な態度に、怒りと興奮を覚える。
野生の猫の調教は、一筋縄じゃいかないな・・・。
この聞かん気の強い牝猫は、奥の手を使わなきゃ手名付けられないようだ・・・。
クロードはロイの頬から顎、そしてむきだしの鎖骨に至るまで指でなぞった。
文字通り手を出せないロイは、息を殺してクロードの動向をうかがっている。
スノートルの純朴な傷ついた瞳が、ロイのプライドを支えていたのだ。
ロイはクロードの舌と唇から逃れ、溺れかけた人のように激しく胸を上下させた。
「息が止まるほどの素晴らしい誓いのキスでしたね」
クロードはロイの頬に触れながら言う。
ロイは口内に溜まった唾液を床にペッと吐き捨て、刃物のような眼差しで男を睨んだ。
彼女の獰猛な獣のような強さは、スノートルを少し勇気づけた。
クロードは自分を侮辱するような彼女の不遜な態度に、怒りと興奮を覚える。
野生の猫の調教は、一筋縄じゃいかないな・・・。
この聞かん気の強い牝猫は、奥の手を使わなきゃ手名付けられないようだ・・・。
クロードはロイの頬から顎、そしてむきだしの鎖骨に至るまで指でなぞった。
文字通り手を出せないロイは、息を殺してクロードの動向をうかがっている。