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山猫と狼
第10章 完全なる結婚
「さあ、スノートル君。もうすっかりロイ殿下のおっぱいを堪能できましたか?
きっと、君も今すぐしゃぶりつきたいと思っているんでしょう?
・・・でも残念ながら、彼女は『私のもの』なのです。
アレクシアの薄汚い犬は、そこで這いつくばって黙って見ているがいいさ」
クロードは冷たく吐き捨てた。
「てめえ・・・!ロイ殿下はおまえのものになるものか!」
スノートルはクロードに飛び掛かろうと勇んだ。
だが、すぐに番兵たちに捕らえられてしまい、床の上にうつ伏せにされた。
「忠告しておこう。また同じことをしようものなら、お前の手首を切り落とす」
スノートルは卑劣な脅しに、悔しさで頭がいっぱいになった。
「私は大丈夫だ!こんな奴、屁でもない!・・・頼む、私を助けようとしないでくれ。お前が目の前で傷つけられるのは嫌なんだ!」
ロイは思わず声を出していた。
スノートルは目の辺りがじわっと熱くなり、涙がこみ上げそうになる。
ご自分があんな目に遭っているというのに、ロイ殿下は何と家臣想いなのだろう!
それなのに、自分は何をすることもできないでいる・・・!何と情けないことだろう!
スノートルは懊悩していた。
きっと、君も今すぐしゃぶりつきたいと思っているんでしょう?
・・・でも残念ながら、彼女は『私のもの』なのです。
アレクシアの薄汚い犬は、そこで這いつくばって黙って見ているがいいさ」
クロードは冷たく吐き捨てた。
「てめえ・・・!ロイ殿下はおまえのものになるものか!」
スノートルはクロードに飛び掛かろうと勇んだ。
だが、すぐに番兵たちに捕らえられてしまい、床の上にうつ伏せにされた。
「忠告しておこう。また同じことをしようものなら、お前の手首を切り落とす」
スノートルは卑劣な脅しに、悔しさで頭がいっぱいになった。
「私は大丈夫だ!こんな奴、屁でもない!・・・頼む、私を助けようとしないでくれ。お前が目の前で傷つけられるのは嫌なんだ!」
ロイは思わず声を出していた。
スノートルは目の辺りがじわっと熱くなり、涙がこみ上げそうになる。
ご自分があんな目に遭っているというのに、ロイ殿下は何と家臣想いなのだろう!
それなのに、自分は何をすることもできないでいる・・・!何と情けないことだろう!
スノートルは懊悩していた。