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ただ愛されたかっただけなのに
第29章 けんちゃんとの日々
けんちゃんと私は高速を使えば30分かからず会える距離だった。
最初はもちろん、名前と連絡先しか教え合わなかった。
それはお互い既婚者だから。
お互い土日休み。
ほぼ毎週会っていた。
お互い仕事と家族に嘘をついて。
近くで会えば誰かに見つかるかもしれない。
待ち合わせてそこからまた高速に乗り地元を離れ、インターを降りてすぐのラブホへ。
12時間のフリータイム。
まさか12時間はムリだったけど、それでも8時間くらいは一緒にいた気がする。
付き合い始めてすぐに、私はけんちゃんに聞いた。
「もし私が病気や怪我でセックス出来ない体になったらどうする?」
「別れるな」
即答だった。
なぜかそれが悲しくて、体だけの関係だと言うことが。
そしてその言葉がずっと私の心の中に引っかかることとなる。
最初はもちろん、名前と連絡先しか教え合わなかった。
それはお互い既婚者だから。
お互い土日休み。
ほぼ毎週会っていた。
お互い仕事と家族に嘘をついて。
近くで会えば誰かに見つかるかもしれない。
待ち合わせてそこからまた高速に乗り地元を離れ、インターを降りてすぐのラブホへ。
12時間のフリータイム。
まさか12時間はムリだったけど、それでも8時間くらいは一緒にいた気がする。
付き合い始めてすぐに、私はけんちゃんに聞いた。
「もし私が病気や怪我でセックス出来ない体になったらどうする?」
「別れるな」
即答だった。
なぜかそれが悲しくて、体だけの関係だと言うことが。
そしてその言葉がずっと私の心の中に引っかかることとなる。