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ただ愛されたかっただけなのに
第31章 堕ちていく
「こうやって?」

いきなり指を中に入れた。
既に濡れていたそこはたやすく指を迎え入れた。

そのまま勢いよく指で搔き回された。
映画館での続き。
体が疼いたままの…

「やーーーっ、ダメーーーーーーっ」

「ダメなのか?
 イキたかったんじゃないのか?
 やめようか?」

彼の指が止まる。

「止めないで…お願い、止めないで…」

また指を動かす。

「いいっ…いいのっ…気持ちいいーーーーーーっ」

「どこが気持ちいい?
 ほら、向こうに聞こえる声で」

「気持ちいいのっ………んこ気持ちいいのっ」

その瞬間私はイッた。
誰かに聞かれていることが余計に私の体を熱くした。
嫌らしい言葉を言うことで…

「聞こえたね、きっと」

「入れて、そのまま来て」

私の足を高く上げる。

「丸見えだ。
 すごいよ、濡れて光ってる。
 赤くなって綺麗だ」

「ね…お願い…早く入れてっ…」

彼のモノをあてがうと一気に奥へ。

「うっ…お前の中、気持ちいい。
 多分もたない、すぐにイキそうだ」

「イッてもいいよ、いいから…」

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