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ただ愛されたかっただけなのに
第33章 いなくなってしまった「その人」
彼と知り合ったのは11月の終わり。
年末になり、一度家に帰ると連絡がきた。
会いたい…
どうしても彼に会いたい。
セックスなんてどうでもいい。
抱かれたいわけじゃない。
彼に会いたい。
彼が帰る前日の夜、待ち合わせをした。
私も夜出かけることはあまりないから遅くはなれない。
ホテルに行く時間さえなかった。
それでも会えるなら…
とある複合施設の駐車場で待ち合わせをした。
周りにはあまり車がいなかった。
「会いたかった…」
「したかった、じゃなくて?」
そりゃしたかったけど…
彼の車は荷物が積んであったから、私の助手席に彼が乗っていた。
彼がキスをしてきた。
甘い甘いキス。
舌が私の唇を割り入ってくる。
私の舌を探し絡める。
「んん……」
感じる。
キスだけで感じてしまう。
舌を吸い合う。
深く彼に吸われた瞬間、私はイッた。
「んんーーーーーっ、あん」
「イッた?」
うん、と小さく頷いた。
彼が笑ってる。
年末になり、一度家に帰ると連絡がきた。
会いたい…
どうしても彼に会いたい。
セックスなんてどうでもいい。
抱かれたいわけじゃない。
彼に会いたい。
彼が帰る前日の夜、待ち合わせをした。
私も夜出かけることはあまりないから遅くはなれない。
ホテルに行く時間さえなかった。
それでも会えるなら…
とある複合施設の駐車場で待ち合わせをした。
周りにはあまり車がいなかった。
「会いたかった…」
「したかった、じゃなくて?」
そりゃしたかったけど…
彼の車は荷物が積んであったから、私の助手席に彼が乗っていた。
彼がキスをしてきた。
甘い甘いキス。
舌が私の唇を割り入ってくる。
私の舌を探し絡める。
「んん……」
感じる。
キスだけで感じてしまう。
舌を吸い合う。
深く彼に吸われた瞬間、私はイッた。
「んんーーーーーっ、あん」
「イッた?」
うん、と小さく頷いた。
彼が笑ってる。