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ただ愛されたかっただけなのに
第18章 再びの蜜月②
電車を乗り継いで観光地に着いた。
平日だから人も少なく街並みをゆっくり見れた。
20年以上前に一度訪れたことがある。
夫との新婚旅行で。
あの頃の思い出が胸の奥でチクリとした。
そして今、愛する人のことを思い複雑な思いに駆られた。
こうやってゆっくり観光したのはいつ以来だろう?
いつも目の前のことに必死で自分の時間なんて持てなかった。
一人で出掛けることはあっても殆ど研修で泊まるのみ。
自分の為に時間を使うことがこんなにも楽しいなんて忘れてた。
若い頃とは違う使い方。
今だから楽しめる特別な時間。
彼と知り合わなかったらこんな時間の使い方、忘れたままだった。
一人で街を歩いても寂しくなんてない。
むしろ昨夜のことを思い出し、今夜のことを想像し、知らないうちに優しく微笑む私がいる。
平日だから人も少なく街並みをゆっくり見れた。
20年以上前に一度訪れたことがある。
夫との新婚旅行で。
あの頃の思い出が胸の奥でチクリとした。
そして今、愛する人のことを思い複雑な思いに駆られた。
こうやってゆっくり観光したのはいつ以来だろう?
いつも目の前のことに必死で自分の時間なんて持てなかった。
一人で出掛けることはあっても殆ど研修で泊まるのみ。
自分の為に時間を使うことがこんなにも楽しいなんて忘れてた。
若い頃とは違う使い方。
今だから楽しめる特別な時間。
彼と知り合わなかったらこんな時間の使い方、忘れたままだった。
一人で街を歩いても寂しくなんてない。
むしろ昨夜のことを思い出し、今夜のことを想像し、知らないうちに優しく微笑む私がいる。