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暁の星と月
第3章 暁の天の河
大紋の胸は締め付けられるように痛む。
「…泣かないで、暁…。僕が悪いんだから…。幼気な君にこんなことをする僕が…全て悪い…」

…暁は潔癖で生真面目な少年だ。
それは礼也に引き取られる以前の貧しく惨めだった生活や、どうやら母親の情夫から受けた性的虐待に近いものを払拭したいという無意識な心理から来ているのだろう。
また、口には出さないが大紋に抱かれたことで生まれた兄、礼也への引け目や罪悪感を消すことが出来ないのであろうことを大紋は察知していた。
暁の綺麗な眦から流れる涙を優しく吸い取る。
「…君の罪悪感は全て僕が引き受けるから…。だから君は快楽だけに溺れてくれ…」
…そして、早く礼也を忘れてくれ…
大紋は心の中で祈る。

「…春馬さん…」
自分勝手な男を詰りたくても、暁を思う優しい言葉で帳消しにする男に、暁は見つめ返すことしか出来ない。
暁はひたすら大紋の言葉と身体に絡めとられているのだ。

シャツは乱されたまま…下半身の衣服は剥ぎ取られ、明るい夏の日差しが部屋の中まで差し込む中、暁は広いマホガニーの机の上で男の濃密な愛撫を受ける。
大紋はどんなに欲望が切迫していても、暁の身体が柔らかく解けるまでは決して花蕾を犯そうとはしない。
「…暁のここは、何度愛してもすぐに硬く閉じてしまうからね…」
愛おしげに花蕾を撫で、双丘を優しく揉み込む。
暁は白昼の下、暴かれる身体に消え入りそうな羞恥を覚える。
押し開かれた両脚の間に、大紋の熱い吐息がかかる。
「…だから、ちゃんと潤さなくてはね…」
あっと思った時には、暁の花蕾は大紋の熱い舌先に嬲られていた。
「…いや…!…だ…め…!そんなこと…しないで…」
激しく動揺し、男の肩を押しのけようとする。
「…きたない…から…やめて…おねが…い…」
泣きながら身悶える暁に、大紋は愛しげに囁く。
「暁はどこもかしこも綺麗だよ。…食べてしまいたいくらいだ…」
そう言って、丹念に舌と指の愛撫で暁の緊張で強張る後肛を解してゆくのだ。
「…ああ…や…っ…んん…っ…」
連日、男から愛撫と逞しく硬い牡を受け入れている暁の花蕾は程なくして柔らかく解けてゆく。
その浅ましさに唇を噛みながらも、男が与える手練た濃厚な性技に感じずにはいられない。
「…はあ…っ…ん…っ…春馬さ…ん」
暁の華奢な手が大紋の髪を愛撫するように撫で始める。
大紋は満足気に微笑んだ。
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