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暁の星と月
第4章 夜啼鳥の夢
大紋は寝室に入ると豹変するタイプだと、暁は改めて感じる。
やや手荒に和室に連れ込まれ、糊の効いた白い敷布に包まれた夜具に、何も言わずに押し倒される。
その後は、暁の髪を愛しげに撫でながら、狂おしいくちづけが始まる。
「…あ…っ…んん…っ…」
暁の可憐な唇を荒々しく犯すように、大紋の肉厚な舌が入り込み、縦横無尽に食べ尽くす。
濃厚なくちづけを交わしながらも、器用に暁の衣服を脱がせてゆく。
「…ん…っ…はるまさ…ん…っ」
重なる身体から、大紋の牡が熱く硬く猛り狂っているのが分かる。
恣意的にその雄々しい牡を押し当てられ、暁もまた呼吸を荒くした。
「…君が欲しくて、こんなになっているよ…」
暁の細く華奢な手を掴み、スラックスの上から、牡の象をなぞらせる。
「…あ…」
何度触れても慣れることができない。
暁は頬を赤らめながら、ゆっくりと大紋の前立てを開き、雄々しく屹立する熱く硬い牡を取り出す。
…相変わらずのそのずっしりとした質量と猛々しい刀のような牡の象に、暁は身体の芯が熱くなるのを感じる。

暁は、ゆっくりとその形の良い唇を開き、男の昂揚する雄々しい牡を口に含んだ。
「…ん…っ…んん…っ…」
暁の滑らかな舌が大紋の牡を愛しげに舐め、吸い上げる。
歯を立てずに口蓋で繊細に牡を刺激し、手を使い男の幹を扱きあげる。
その淫技に、大紋は思わず低く呻く。
「…んっ…暁…上手だね…すごく…いい…」

暁はこの三年ですっかり性的に成熟し、その身体は充分に熟れ、性技もどのような要望にもしなやかに応えるように成長していた。
それは、大紋が優しく辛抱強く仕込んだ成果でもあるが、暁の生来の淫靡な官能性が花開いたからでもあった。
…暁は大紋に奉仕をすることを厭わなかった。
普段、優しく紳士な大紋だが、彼は暁にやや荒々しく口淫させることを好む。
この美しく繊細で儚げな青年を跪かせ、己れの猛り狂った性器を咥えさせ、愛撫させることに歪んだ悦楽を覚えるのだ。
それは暁も同じであった。
男の熱く硬い凶器のような牡を口に含み、口淫することで、自分のまだ青い花茎が兆し、昂まるのを感じるのだ。
「…ああ…んっ…は…あ…」
口淫につれ、己れの性器の昂揚を持て余し出した暁は身悶える。
それを知りながら大紋は、優しくかつ非情に言い放つ。
「…触ってはいけないよ。…君は僕を受け入れて、中で達くんだ…いいね…」
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