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暁の星と月
第4章 夜啼鳥の夢
もう既に口癖になっているかのような言葉だ。
大紋は、暁を中で達かせたがる。
早くから、男の牡を肉筒の中に受け入れさせられ、その熱い牡液を浴びることで、絶頂に達する身体に創りあげられた暁はもはや、挿入なしでは達せなくなったのも事実だ。
「…君は僕のこれがないと達けないんだよ…他の男のでもだめだ…いいね…?」
快楽に啜り泣く暁の鼓膜に、夜毎呪文のように吹き込むのだ。
快楽に弱く素直な身体の暁はすぐに靡いた。
今では、自慰することも皆無だ。

美しい貌で男の性器を頬張り、一途に口淫する暁の貌をうっとりと眺める。
「…こんなに綺麗な貌をして…なんていやらしいんだ…暁…僕は君の淫らな貌を見るだけで、達きそうになるよ…」
男の言葉を受けて、暁は猛々しい牡を頬張ったまま、上目遣いで微笑った。
湿った池の畔に咲く白い花のような微笑を見て、男の中の劣情が爆発する。
大紋は、暁の髪を掴むと、激しく腰を使い出した。
長大な昂ぶる牡を喉元の奥まで押し込められ、暁は苦しげに喘ぐ。
「…んっ…はあ…んん…」
暁が苦しげに呻いても、尚も大紋は激しく腰を使い、己れの牡を可憐な口内に突き入れ、引き出す。
…ごめんね…と詫びながら、大紋は息を弾ませる。
「…時々、君をめちゃくちゃにしたくなる…その聖なる美しい貌を汚してしまいたくなるんだ…」
淫靡な水音が静まり返る部屋の中に響き渡る。
暁は男に激しく口淫を強いられながらも、次第にその目元を染め上げる。
男が気に入るように、無心に舌を使う。
逞しい男の牡を口内に受け入れ、荒々しく攻められている事実が、暁の自虐性を刺激し仄暗い悦楽に身体が絡めとられるのだ。
大紋により女にさせられた暁だが、それは元々あった秘めた性的嗜好を引き出され、開花させられたにすぎない。
だから男は暁を屈服しているように見えて、実は暁が望むひんやり暗い悦楽の沼に一緒に引き入れられ、暗く淫靡な性に絡めとられているに他ならない。
大紋は全て分かっていて、暁に淫らな行為を強いる。
その羞恥に啼けば啼くほど、暁の快感が昂まることを熟知しているからだ。
「…いやらしい子だね…男の牡を咥えこんで、こんなにも悦んで…これが好き…?」
「…すき…す…き…春馬さんの…い…い…んっ…」
口淫の合間に切なげに訴える暁を見て、大紋の耐性も限界に達する。
暁の美しい髪を掴み、激しく腰を使い乱暴に口内を犯す。
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