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暁の星と月
第4章 夜啼鳥の夢
…幾度もの激しい愛の交歓の果て、意識を手放したままの暁を大紋は愛しげに抱き寄せた。

…今夜はやけに甘えてきた暁が可愛くて、ついつい激しく求めすぎてしまった。
一度目の性交時、大紋が熱く蕩ける媚肉の中に溢れるほど精を放った途端、暁は身体を震わせながら自らもまた、花茎から白い愛の蜜をたらたらと零し達した。

身体を清めてやろうと、意識を失くしたままの暁の身体を開くと白いきめ細かな双丘の奥、腫れぼったい花環の口がやや開き、奥から大紋が放った牡液がとめどなく流れ出て白くしっとりとした太腿を濡らした。

余りに淫らな美しい姿に、大紋の劣情はまたたく間に燃え上がりそのまま暁を這わすと、猛り昂揚する牡を一気に挿入した。
その衝撃に、暁は意識を取り戻した。
「…ああ…っ…も…むり…やめ…」
弱々しく首を振る儚げな暁の様子が男の加虐性を刺激する。
「…こんなに色っぽい暁がいけないんだよ…ああ…中もとろとろだ…すごく…熟れている…」
「…ああっ…!深…い…」
崩れ落ちる暁の細い腰を引き上げ、抉るように肉筒を突き上げる。
「…はあ…っ…やあ…ん…春馬さ…ん…っ…」
「…ごめんね…止められなくて…暁の身体に触れていると、すぐに欲情してしまうんだ…」
息を弾ませながら、白い花のように嫋やかな青年を獣のように荒々しく犯す。
「…やっ…ああ…っ…ん…!」
野卑なまでの大紋の突き上げに、暁は身体を前後に揺さぶられ苦しげに眉を寄せていたが…しかし次第に甘い喘ぎ声をあげるようになった。
男に媚肉の中の襞という襞を擦りあげられ、抉られ、突かれる。
達したばかりの肉筒が再び快楽の坩堝となる。
快楽に弱い身体の暁は、もはや恍惚とし喜びの声を上げ、啜り泣く。
「…いい…どうしよう…また…いっちゃう…」
砕けそうになるまで細い腰を掴み、突き上げる。
「…達きなさい。…いくらでも…僕の精を孕むまで注いでやる…」
獣の形で交わり、この極上の身体を思う様に犯す。
大紋も暁の媚肉に締め付けられ、その白く淫靡な身体に引き摺られるように、快楽の沼へと沈み込んでいったのだ。

…何度求めても、すぐに欲しくなる…。
魔性を秘めた美しい青年は大紋の腕の中で、静かに眠る。
大紋は暁を抱き寄せ、その清らかな額にくちづける。
「…おやすみ、暁…ずっと側にいるからね…」
腕の中で眠る愛しき恋人を大紋はいつまでも見つめていた。


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