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第4章 夜啼鳥の夢

「…あ…っ…んん…待って…」
久しぶりに侵入してくる異物感に暁は息を詰める。
「…大丈夫…ゆっくり慣らすから…」
大紋は、暁のうなじに唇を這わしながら花環の中の指をゆっくりと抽送させる。
「…んんっ…！…や…あ…っ…」
大紋の長く美しい指が暁の肉襞を擦りあげ、中を広げるように蠢く。
潤滑油代わりのクリームが温まり溶け出して、男が指を抜き差しする度に、淫らな音を立てるのに居た堪れない羞恥心を覚える。
「…聞こえる…？…いやらしい音だ…。暁のここは弄られてもう喜んでいるよ…」
耳朶を噛まれ、囁かれる。
「…いや…っ…いわない…で…」
「…中も段々蕩けてきた…熱くて…僕の指をきゅうきゅう締め付ける…そんなに欲しかったの？」
暁の肉筒は男の指を喜ぶかのようにまるで生き物のように蠢き、収縮し始める。
「…ああ…っ…や…あ…」
羞恥に身悶える暁に、大紋は囁く。
「…指を増やすよ…」
花環の中に中指が差し入れられ、狭い肉筒は一杯になる。
「…んっ…！ま…って…まだ…」
「…君のここはもう僕の指を咥えこんでいるよ…締め付けて離さない…」
ため息混じりに告げる大紋のスラックスの下半身が暁の双丘に押し付けられる。
暁は息を呑む。
布越しだというのに、大紋のそれは熱く硬く…恐ろしいほどに長大な象を示していた。
「…あ…っ…」
「…わかる…？早く暁のここに入りたくて、こんなに…」
尚も押し付けられ、暁の無防備な花茎もじわじわと反応し始めてしまう。
暁の淫肉も早くも大紋の牡を迎え入れたがっているのだ。
暁は震える声で呟く。
「…もう…入れて…お願い…」
堪らず大紋は暁の美しい髪をかき混ぜながら、自制する。
「まだだめだよ…。君のここを傷つけたくない…」
「…大丈夫…春馬さんの…なら…もう…身体が覚えているから…」
ちらりと振り返る暁の半開きの唇を貪るように食む。
「可愛いことを言って…！…いいの？」
暁は頷く。
痛くても構わない…
早く大紋の熱く滾る牡をこの身に収めたかった…。

…ベルトが外され、前立てが寛げられる音がする。
暁が息を吐くと、大紋が改めて暁の細い腰を強く掴む。双丘を広げながら、その聳り立つように兆している雄々しい牡をひくひくと収縮している紅色の花環へと当てがい、じわじわと挿入を始めた。
「…ああ…はい…って…く…る…んんっ…！」
おもわず声が漏れてしまう。