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暁の星と月
第7章 愛と哀しみの円舞曲
「…そうですよ…貴方でないと僕の身体の熱は収まらない…。…して…そして、僕の中に貴方の精が溢れるくらい…たくさん注ぎこんで…」
暁が妖しく微笑みながら、大紋の引き締まった頬の線をか細い指でなぞる。
大紋はそのまま荒々しい動作で暁を掬い上げるように抱き上げ、柔らかな唇を貪る。
「…なんて淫らな…君は小悪魔だ…」
大紋の舌先が暁の歯列を割り、我が物顔で口内を蹂躙し始める。
まるで息の根を止めるような激しいくちづけに暁は呻く。
ふっと唇を解放されると、すぐにすらりとした長い脚を押し開かされる。
枕元の香油の小瓶に手を伸ばす間にも、暁の薔薇色に染まる乳暈を舌先で転がす。
「…んっ…ああ…」
片手で蓋を開け、中の蜂蜜色の香油を無慈悲に押し開いた双丘のあわいにたらたらと振りかける。
「…はあ…っ…あ…ん…」
その冷たさと、これから始まる快楽と痴態の時を予想し、背筋を震わせる。
濡れ濡れとした暁の花環に長い指を差し入れる。
「…んんっ…!」
「…ゆっくり慣らしてやりたいが…余裕がない…。
…僕は…いつもそうだな…。すまない…」
君を抱く時はいつも堪え切れなくて…と、額を合わせて、照れたように詫びる大紋が愛しい。
暁は上気した頬で笑う。
「…いいですよ…僕も…早く春馬さんが欲しい…」
「…暁…!」
可愛らしいことを言う恋人の唇を再び塞ぐと、男は暁の花環の奥に差し入れた指をゆっくりと動かし、注ぎ入れた香油を馴染ませる。
「…あ…ああ…ん…」

…香油は大紋がその道の好事家に紹介された、横浜にある中国四千年の秘儀を持つ漢方医に調合させたものだ。
媚薬ではないが素早く身体に馴染み、秘所が蕩けるように柔らかくなるという触れ込みだった。
「…旦那様、お若い恋人をお持ちになると苦労されますね。これで随喜の涙を流されること間違いなしですよ」
したり顔で笑った中国人店主を苦々しく思い出しながらも、確かに香油の効果ははっきりしていた。
暁にはもちろん話してはいないが、感度の良い暁はこれを使用するようになって、甘い声を上げるのが速くなった。
「…んっ…ねえ…も…きて…」
慎重に花環を解している大紋に甘く囁くように乞う。
「…身体が…熱い…はやく…もう…して…」
珍しく暁から大紋に大胆に脚を絡めてくる。
…あの店主、忌々しい奴だったが腕は確かだな…と、薄く笑いながら大紋は暁の脚を抱え上げる。



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