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暁の星と月
第7章 愛と哀しみの円舞曲
暁は障子を僅かに揺らす風の音で眼を覚ました。
男の暖かい腕が暁を包み込んでいる。
事後はいつもこうだ。
極めた後に必ず意識を手放してしまう暁の身体を綺麗に清め、白い夜着を着せ、大切そうに腕枕をして眠っているのだ。
暁は大紋の腕の中から、男を見つめる。
…艶やかな黒髪は、額に無造作にかかり男を若々しく見せていた。
形の良い眉、西洋人のように高い鼻筋、やや肉惑的な唇、美しいラインの顎…。
…春馬さん、綺麗だな…。
男らしくて、でもスマートで…情事の時はすごく色気があって…少し意地悪だけど…

暁はくすりと笑う。
今日も、一度目の性交を終えるやいなや、夢うつつの暁の身体を裏返し獣の体位を取らせ、少しの硬度も失わない長大な牡を挿入してきた。
その挿入の衝撃で、暁は微かに意識を取り戻したのだ。
「…あ…ああ…やめ…て…」
一度達した直後は身体が敏感になり過ぎて辛い。
しかも意識がなかなか覚醒しない中での性交は心もとないので、いつも抗ってしまう。
だが、大紋は
「…まるで眠っているお姫様を犯すようで…興奮する…」
と、いつもより激しく、執拗に暁を求めて来るのだ。
最後には、暁が譫言のように小さな声を上げる中、暁の淫肉の最奥に容赦なく熱く大量の精を叩きつけるのだ。
意識が朦朧とした中で、放たれた熱い淫液は肉筒の襞全てに浴びせられ、その刺激で暁も再び花茎から薄くなった花蜜をたらたらと零した。

「…やめて…もう…おかしくなりそう…」
感じ過ぎて辛いと訴える暁の唇を花を散らすように貪る大紋は、恐ろしいほどの執着を暁に見せた。
「…眠っている君をいつか犯してみたいよ…オーロラ姫のように静かに眠る君の中を全て奪い、僕を染み込ませるんだ…君はどんな貌を見せてくれるのかな…」
想像するだけで倒錯的で…暁は身震いをした。

か細い暁は性交は一晩に2度が限界である。
だから、3度目に大紋が求めて来た時には泣いて許しを乞うた。
「…じゃあ、君の可愛い口で、僕のものを鎮めてくれないか…」
優しく、しかし容赦なく、暁の可憐な唇に早くも兆した長大な雄蕊を押し入れた。
「…んん…っ…はあ…ああ…ん…」
ぼんやりした意識の中、暁は素直に口淫をする。
大紋の牡を口内で愛撫する内に、暁は自分の中の淫欲の種火に再び火がついたことを自覚する。
そうして暁は大紋の牡に舌を使いながら、また極めてしまったのだ。

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