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暁の星と月
第7章 愛と哀しみの円舞曲
その夜、大紋はいつまでも暁の身体を求め続け、決して離そうとはしなかった。
二度、大紋の精をその体内に受け、激しく絶頂を極めたのちに、意識を手放した暁を再び組み敷き、未だ昂り続ける男の牡を、柔らかく解けた花環へ突き入れる。
美しい人形のように崩れ落ちている暁を背中から、獣の体位で抱いた。
華奢な暁は一晩に性の交わりは二度が限界だった。
いつもなら大紋は暁の身体を労わり、決して挿入することはしなかった。
しかし、その夜は全く加減することなく何かに取り憑かれたかのように暁を犯したがった。

暁の意識は朦朧としているが、挿入の時に美しい眉を寄せて苦しげに呻く。
「…んっ…ああ…」
「…暁…暁…まだだ…まだ僕を感じてくれ…」
汗と大紋の精に塗れた暁の貌はぞっとするほど凄絶な美しさを湛えていた。
男は後ろから無理やり唇を奪う。
「…んっ…や…あ…も…う…くるし…」
感じすぎて辛いと訴える暁の言葉を無視して、滑るように締め付けてくる青年の淫肉に楔を穿ち始める。
「…ああっ…んん…っ…まって…おねが…」
呼吸を整えさせても貰えず、暁はその身に男の灼熱の雄蕊を受け入れる。
激しい抽送に膝立ちさせられた腰が何度も崩れる。
「…んんっ…も…むり…」
その度に、男に逞しい腕で腰を抱え上げられ、極めすぎて震える花筒に容赦なく牡を突き入れられる。
「…気持ちいいか…?…また、中が蕩けてきた…」
無慈悲に暁の華奢な身体を犯し続ける男が耳元で囁く。
暁は唇を噛み締めて、頷く。
「…いい…すご…く…」
男の身体に馴らされている暁はどんなに疲れ果て意識が朦朧としていても、男の逞しく熱い牡をその身に納めると、快感の漣が身体の内側から沸き起こり、男の硬く昂った男根を物欲しげに締め付けてしまうのだ。
浅ましい自分の身体に涙が出てくる。
淫らな身体を恥じ入るように泣く暁の髪を男は優しく撫でる。
「…全部、僕が悪い…暁は悪くない…この身体を淫らなものに作り上げた僕の責任だ…」
…だから、恥じることなく快楽に狂え…
大紋の囁きに、暁は瞼を閉じた。
「…いいか…?君をもっと犯しても…」
暁は頷く。
「…めちゃくちゃにして…」
それを機に男は暁の砕けそうにか細い腰を抱え上げると、熱く昂ぶる凶器のような砲身を花筒の最奥に叩きつけた。
…武蔵野の家の寝室には暁の甘く掠れた喘ぎ声と啜り泣く声がいつまでも響き続けていた。
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