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暁の星と月
第7章 愛と哀しみの円舞曲
暁は武蔵野の家に着くなり、大紋に抱きつきくちづけをねだった。
「…春馬さん…キスして…」
暁からくちづけをねだることは珍しい。
大紋は驚きつつも、暁への愛しさと欲情が溢れ出し、玄関の壁に青年を押し付けると荒々しく唇を奪った。
「…んんっ…あ…ああ…」
両手を磔のように上げさせ、手首を押さえつける。
身動きが取れないようにした挙句に暁のほっそりとした脚の間に逞しい太腿を割り入れ、その花茎をスラックス越しに刺激する。
「…あ…いや…」
感じ始めることを恐れた暁が首を振る。
だがその美しい瞳は早くも情欲の艶に塗れていた。


…夜会が終わり、大紋が縣家の車に暁を乗せ、見送ろうとした時だ。
突然、暁が窓越しに運転手に声をかけた。
「…今夜は大紋さんのお家に泊めていただきます。…兄さんに心配なさらないように伝えてください」
大紋は眼を見張る。
暁が大紋を振り返る。
哀しみと寂しさと愛欲で濡れた眼差しで男を見つめた。
「…今夜は…一緒にいたいです…」
「…暁…!」


「…んっ…ここじゃ…いや…なかで…して…」
玄関先で服を乱し始めた大紋に、暁が甘い声で乞う。
「だめだ…もう待てない…」
あっという間に下半身の衣服を取り去られる。
大紋の布越しでも分かる熱く硬い牡を押し付けられ、暁は抗うのをやめた。
自分から、激しくくちづけしたかと思うと、三和土に跪き、男のスラックスのベルトを外し、前立てを寛げさせ、待ちきれないように熱く昂ぶる牡を取り出す。
「…ああ…すごい…もう、こんなに…」
うっとりしたように呟くと、暁は牡の先端に愛しげにくちづけをし、硬く怒張した雄蕊を口に含む。
「…んっ…んん…は…あ…」
男の牡を口淫するのは久しぶりだった。
最近は仕事と、礼也のことがあり、大紋と愛し合う時間と余裕がなかったのだ。
大紋の慣れ親しんだ牡の匂いと味に反応した暁の花茎の先から花蜜が滲み出す。
「…春馬さんの…かたくて…おおきくて…い…い…」
淫らな甘い言葉と巧みすぎる口淫に大紋は低く呻く。
「…んっ…暁…」
乱暴に暁の艶やかな黒髪を掴み、往復運動を促すように動かす。
従順に男の指示に従いながらも暁は己れの花茎に手を伸ばし、快楽を得ようとする。
すかさずそれを認めた男が冷たく制する。
「触ってはだめだ。…僕の精液を浴びて中で達け」
暁は恨みがましい…しかし婀娜めいた眼差しで男を見上げる。

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