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暁の星と月
第13章 暁の星と月
「暁様…!…愛しています…」
激しく唇を奪われながら、月城に穿つように体内の最奧を犯される。
荒々しい律動と腰が蕩けるような快楽に翻弄され、暁は呼吸を乱しながら囁く。
快楽に酔いしれながらも何かを強く訴えるような眼差しをして…。

「…暁…って…呼んで…月城…」
月城の熱を帯びた眼差しが、暁を見下ろす。
「…お願い…暁…て呼んで…森…」

射干玉の夜のように輝く瞳が月城の名を呼んだ。
「…森…しん…」
もはやそこには主従関係はなく、ただの愛し合う恋人同士が存在するだけであった。
月城は息を呑み、その怜悧な眼差しに温かな光を灯すと、まるで甘い蜜を与えるようにそっと囁いた。

「…暁…愛している…」
薄桃色の耳朶に愛の呪文を吹き込む。
「…暁…私だけのものだ…」
月城の美しい声が暁の脳髄に響き渡る。
「…森…ああ…すき…すき…だいすき…愛している…」
身悶えるほどの幸福感に満たされたまま、暁は月城の力強い抽送に身を委ねる。
「…森…も…達かせて…お願い…」
痺れるような肉の悦びに、打ち震えながら暁は譫言のように呟く。
月城は激しく腰を遣いながら、暁の美しい貌を捉える。
悦楽の海に漂い始めた暁の眼差しはぼうっと遠くを見始める。
月城はそんな暁をまだ現実に押しとどめようとするかのように、甘く懇願する。
「…暁…。愛していると、もう一度言ってくれ…」
大きな黒い宝石のような暁の瞳と、月城の冴え冴えとした中に熱情の光を灯す瞳が至近距離で交差する。
暁は恍惚感に漂いながら、優しく微笑った。
「…愛している…森…森…」
最後の言葉は恋人の熱い唇と舌に絡みとられ、形をなさなかった。

暁は、最愛の恋人にくちづけされながら、その体内の最奧に熱い精をしたたか浴びせられ、悦楽の絶頂を極めた。
「…んんっ…い…く…!…いっちゃ…う…!」
暁の華奢な身体が細かく痙攣し、月城に強く抱き取られる。
同時に逞しい月城の下腹部に擦りつけられていた暁の可憐な花茎はびくりと震えると、その花蜜を愛しい男の腹に静かに滴らせたのだった。

月城は眉を寄せながら射精の余韻に浸る。
そして抱きしめた暁に、己れの腹に滴る白い花蜜を指で救い、その半開きの可憐な唇に塗り込めた。

暁は無意識に自らの愛の蜜をその紅い舌で舐め取った。
そして月城の胸の中で、小さく呟くと意識を手放した。
「…愛している…森…」





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