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愛してるから罪と呼ばない
第2章 そのマカロンはまるで宝石
「ん、んん」
私はつばきさんの内股に自分のももを挟み入れて、黒く艶やかな髪や滑らかな腕を触りながら、口づけの角度を変えていく。スキンシップは不得手なくせに、唇を重ねると顔が見えなくなるからか、私は無遠慮になる。太ももに指を滑らせて、指と指の隙間を撫でて、唇を舌で押し開く。
「はぁ、つばきさんぅ……」
「ぁっ、ほし、ね、ちゃん……ふっ」
薄目に覗くつばきさんの唇は、濡れている。
貝殻のような前歯を隠した唇に、私は自分のそれを重ねて、舌を伸ばしてちろちろ舐める。二人の唾液が境界を失くす。
くちゅ、ちゅ……ぱぁ…………
私の片手はシーツをついて、もう一方は、さっき乳房に感じていたつばきさんの膨らみをまさぐっていた。
つばきさんが、彼女自身の指でももてあそぶという弾力。私の声をおかずにして。
「つばきさんの胸、柔らかい。下着、つけてないんですか」
「眠る時は外した方が良いんですって。締めつけると、はぁ、……よく休めないそうだから……」
もっともだ。
ただし私は下着をつける。乳房という女の象徴が自由に寝間着の内側でたゆたっていると、落ち着かない。
「いやらしいかも」
「……星音ちゃんの、手が……はぁ、っぁ」
「私は触りたいように触ってるだけ。つばきさんのこと、こうして触れたかったから……」
衣摺れの音を連れてシーツを離れた私の指は、つばきさんの太ももに這い上った。寝間着越しに円を描く。
「はぁ、はぁ……」
「つばきさん、息荒い。色っぽいです」
「ぁっ、星音ちゃ……んんっ」
「ボタン外して構いませんか?」