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愛してるから罪と呼ばない
第3章 真夏の花達


「…──っ?!」


 ゆうりはびくりと震えたひなびを引き寄せて、耳を澄ます。


「……あ……あっ、ああんっ、あーーーー!!……」


「──……」

「…………」


 声の主は、女だ。

 微かな物音が伴っていて、もう一人、女の気配がある。


「あっあっ、ああ……」


 ゆうりの腕の中で、ひなびの肩が強張っていた。
 気丈な顔色を保ってはいるものの、怯えているのが見て分かる。


「喧嘩……かなぁ?暴力?どうしよ、従業員の人か警察に……」

「…………」


 ひなびからそっと離れて、ゆうりは腰を上げた。


「ゆうり?」

「隣の部屋、行ってくる。向こう側にも客室はあるし、近所迷惑でしょ。やめてもらってくる」

「ダメっ、巻き込まれちゃう!」

「喧嘩じゃないと思うから、大丈夫。テレビの音だよ。音量下げてもらってくるね」

「…………」
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