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愛してるから罪と呼ばない
第1章 逃避行

美衣子のキスが香凜を塞いで、その舌が水音を立て出した。
香凜の唇は、ごく自然に粘膜同士のまぐわいを受け入れていた。美衣子か菜穂か、香凜とて目隠ししていても、二人を甄別することが出来る。
「好きよ……香凜、もっと乱れて……みっともなく、可愛らしく……」
「んっ、ぅむっ……はぁっ!っ、……んっ」
機械音が下半身を襲った。菜穂の持ち出したバイブレーターが、香凜のクリトリスに触れたのだ。強力な電動を放つシリコンは、おそらく誇張した威力で香凜を虐げる。
ヴィィイイィィィィン…………
ヴィィイイィィィィン…………
「あああんっ、あっ、ああんっ!」
ぐちゅぐちゅっ、くちゅ…………
腰を振り乱して喘いでも、美衣子のキスはとどまらない。愛液のように唇を溢れる香凜のよだれ。美衣子はそれを啜りながら、彼女自身の唾液も香凜に飲ませる。
「やっ、ダメッ…………やんっ、もうっ……」
銀白色が頭を覆った。気を遣る一歩手前のところでバイブレーターが香凜を離れる。そして菜穂の指の腹が、神経の集積した蕾をさする。
「香凜の好きなここ、赤くなって膨れてる。下、洪水だよ。美衣子さんのキスが良いの?それとも、玩具にいじめられて?」
「まぁ、それは興味があるわ」
「はぁっ、はぁ、……」
「もし、私のキスより玩具に興奮していたのなら、もっとひどくしてあげなくては……」

