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愛してるから罪と呼ばない
第1章 逃避行

美衣子は香凜のロープをほどくと、四つん這いに改めさせた。
薄布に覆われた肉が香凜の頬にすり寄る。尾てい骨で交差させられた手首と手首に、再びロープが巻きつく。真下に美衣子の気配があった。香凜は美衣子に跨って、彼女の内股に顎を乗せているのだ。割れ目に美衣子の舌先が触れる。
ちゅる…………
「ぁん、……」
くちゅ…………
「んっ、……」
美衣子は香凜の性器を啜って、浅瀬を指で撹拌していた。呼び水に食傷したクリトリスにも、美衣子の力んだ舌先が伸びる。とろりとした弾力が離れると、いつか美衣子が飾るほどの長さはないと謙遜していた爪が強い刺戟を与えて、その舌が、香凜の内側を撫でさする。
「あんっ、ああんっ、はぁっあ……あっ……あっ」
菜穂は愛液を掬い取って、臀部の窪みに塗りつけていた。消化器官として機能することしか知らない一点に、彼女の舌先が唾液を連れて円を描く。
じゅるっ、じゅるる…………
「ぅっ、あっ、あっあ……やっ、そこ、恥ずかしい……」
「香凜は初めてだもんね」
「ひぐっ」
条件反射的に夾雑物を押し返したがる一点に、菜穂の指が浅く沈んだ。この先の痛みと違和感を予測すると、香凜は美衣子の愛撫に顫えながら、血の気が引く思いに駆られる。
「香凜がいけないのよ……」
「はぁっ、はぁ……」
「貴女のようにはしたない女は、二つの穴を一度に提供するべきなのよ……」
「よくほぐした方が良い?…………香凜は、痛いのか好きだっけ」
「んっ、はぁっ、ああっ……」
ずぶっ、ずぶっ、ぐちゅっ、ぬちゃ…………
「ぅぐっ、あっ!!ふっ……んんっ」
ぐり……ぬるっ、ずぼ…………
「あああっっ」

