この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛してるから罪と呼ばない
第2章 そのマカロンはまるで宝石


 ちゅ…………


 今度は、確信を孕んだキスが降りた。私が拒む可能性を見ない確信。事実、私はつばきさんを受け入れている。当然にまぐわう唇同士は、言葉というマテリアルを用いずして私達を通わせようと躍起になる。唇を吸って舌を合わせる。舌を絡めて、唾液を啜る。私は、つばきさんと離れている間も、つばきさんの一部を握り締めていたいのかも知れない。永遠のようで刹那のキスを貪りながら、私はつばきさんの口内の潤みを搾取していた。

「興奮しちゃうわ。夢を叶えてくれたのが星音ちゃんだなんて、信じられない……」

「私、っ、つばきさんのお眼鏡に合うスポンジケーキになれました……か……?」

「写真に撮って、いつでも持って眺めたいくらい」

「へへ、それは、恥ずかしいです」


 女の部分を余すところなく装飾された私の肉体。この甘ったるい物体につばきさんのカメラのレンズが向けば、私は昇天するかも知れない。さんざっぱら嫌悪して、散々、否定してきた象徴なのにだ。つばきさんなら構わない。私の持つ女を愛でて、私を構成している女を肯定しても、つばきさんなら本望だ。

「声、聞かせて」

「んっ、ふぅ」

「きら音ちゃんの……、星音ちゃんの声を聞いて、」

「ぁっ、んん」

「私、自分をいじることもあるのよ」


 つばきさんの手のひらが、頰にかかった私の髪をよける。頰を、こめかみを、撫でながら。


「つばきさんが、……?」

「パートナーには解消出来ない、ストレスだってあるのよ」

「んっ……んんぅ!」
/135ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ