この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
素肌のままで
第6章 ま
翌朝、半分の後悔と半分の嬉しさが入り混じった朝を迎えた。
三浦さんに腕枕をしてもらって
後ろからぴったりと何も着ない素肌のままで抱きしめられて
土曜日の朝を迎えるなんて。
この腕が、一生私のものだったらいいのに。
恋人も夫婦もパートナーがいる人は一生浮気なんかしなきゃいいのに。
みんなみんな、死ぬまで一途ならいいのに。
でもそんな保証は・・・
どこにもなくて、誰もしてくれない。
私は、ゆっくりと、抱きしめられている腕を外して
脱ぎ散らかした服を集めた。
こんなに夢中になってエッチをしたのはどれぐらいぶりだろう。
下着を着けて、服を着て、口紅だけを付ける。
早朝だから、タクシー捕まるかな・・・
確か、マンションの前は大通りだった。
音を立てないようにそっと部屋を出て行こうとしたところで
「黙って帰るん?」
寝ていると思っていた三浦さんはすっかり起きていて
少し冷めた口調で言った。
「昨日の晩のことは真実ちゃんにとっては何でもない事やった?」
なんでもなくないから、帰るのよ。
「三浦さん」
「何?」
「合コンの日程、早く決めてくださいね」
三浦さんに腕枕をしてもらって
後ろからぴったりと何も着ない素肌のままで抱きしめられて
土曜日の朝を迎えるなんて。
この腕が、一生私のものだったらいいのに。
恋人も夫婦もパートナーがいる人は一生浮気なんかしなきゃいいのに。
みんなみんな、死ぬまで一途ならいいのに。
でもそんな保証は・・・
どこにもなくて、誰もしてくれない。
私は、ゆっくりと、抱きしめられている腕を外して
脱ぎ散らかした服を集めた。
こんなに夢中になってエッチをしたのはどれぐらいぶりだろう。
下着を着けて、服を着て、口紅だけを付ける。
早朝だから、タクシー捕まるかな・・・
確か、マンションの前は大通りだった。
音を立てないようにそっと部屋を出て行こうとしたところで
「黙って帰るん?」
寝ていると思っていた三浦さんはすっかり起きていて
少し冷めた口調で言った。
「昨日の晩のことは真実ちゃんにとっては何でもない事やった?」
なんでもなくないから、帰るのよ。
「三浦さん」
「何?」
「合コンの日程、早く決めてくださいね」