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アスタリスクの恋
第2章 秘め事はキスから…
それからと言うもの、星夜の言う前に車に乗り込んだ。先程までの反抗的な態度とは一変したかの様におとなしくなっていた。

「…ハァ…全く…」

そう呟く星夜はそのまま車を走らせた。目的地としているホテルに着いたときに里緒を降ろすと里緒に笑いかけた。

「帰りましたらお祝い致しましょう。」
「…え?」
「大したことは出来ませんが。」

小さく笑いかけた星夜の顔に小さく頬笑み返した里緒。

「約束よ?」
「えぇ。ですので、今からのパーティーは少しでも旦那様の愛情にお答え下さいませ。」
「…解った。」

そうして機嫌も直った里緒は優しく笑いながらも両親のいる予定の広間へと向かった。
そこには『やはり』と言わんばかりに多くの役職者や社長達、関係者がいた。
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