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アスタリスクの恋
第2章 秘め事はキスから…
そして客人に一礼する亨は、里緒に体ごと向け、小さく笑うと『本日はおめでとうございます』と呟いた。
壇上から解放され、里緒は星夜の元に向かった。
「星夜…!」
「仰りたいことは解っております。ただ、残念ながら私もこのようなことは旦那様から聞いておりませんでした故…」
「…ほんと?」
「はい。あなたに、姫に誓って断じて偽りではございません。」
そう話していた時だった。頭首が二人の元にやってきた。
「星夜、君にも脅かせてしまって、申し訳ない。」
「いえ。しかしまたなぜ突然この様な事に…。」
「突然ではないのだよ。前々から考えていたことではあったからね。」
「何も聞いてないわよ?」
「だからお前に話したら拒否をするだろう?」
「当然よ!」
壇上から解放され、里緒は星夜の元に向かった。
「星夜…!」
「仰りたいことは解っております。ただ、残念ながら私もこのようなことは旦那様から聞いておりませんでした故…」
「…ほんと?」
「はい。あなたに、姫に誓って断じて偽りではございません。」
そう話していた時だった。頭首が二人の元にやってきた。
「星夜、君にも脅かせてしまって、申し訳ない。」
「いえ。しかしまたなぜ突然この様な事に…。」
「突然ではないのだよ。前々から考えていたことではあったからね。」
「何も聞いてないわよ?」
「だからお前に話したら拒否をするだろう?」
「当然よ!」