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アスタリスクの恋
第2章 秘め事はキスから…
「だから黙っていたんだよ」
そう話している頭首はふふっと笑っている。あたかもしてやったりと言わんばかりの顔だった。
「…最悪……」
「姫…?」
「あ、見つけました。里緒さん」
俯き加減の里緒の元に、亨がやってきた。どことなく照れくさそうに、鼻の頭を掻きながら近づいてくる。
「里緒さん、あの、今日はお疲れの様子なので無理強いは致しませんが…これを…」
「え…」
「僕の連絡先。里緒さんのは敢えて伺いません。僕は待ってますから。」
そう言い触れるわけでもなく、メモを渡すと頭首に頭を下げ、星夜にも頭を下げ、亨は優しく微笑みを残して里緒の前から去っていった。
「悪かったとは思うが、いい男だと思うがね。千早とも仲はいいし。」
そう話している頭首はふふっと笑っている。あたかもしてやったりと言わんばかりの顔だった。
「…最悪……」
「姫…?」
「あ、見つけました。里緒さん」
俯き加減の里緒の元に、亨がやってきた。どことなく照れくさそうに、鼻の頭を掻きながら近づいてくる。
「里緒さん、あの、今日はお疲れの様子なので無理強いは致しませんが…これを…」
「え…」
「僕の連絡先。里緒さんのは敢えて伺いません。僕は待ってますから。」
そう言い触れるわけでもなく、メモを渡すと頭首に頭を下げ、星夜にも頭を下げ、亨は優しく微笑みを残して里緒の前から去っていった。
「悪かったとは思うが、いい男だと思うがね。千早とも仲はいいし。」