この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アスタリスクの恋
第4章 初・体・験
無関心のようにも取れるほどにあっさりとした返事に、里緒は驚いた。
「びっくりしないの?」
「それはしませんよ。驚くとでも思われましたか?」
「…ん。」
「男性が誘った事がきっかけのデートで、何もプレゼントがないというのはそれは驚きですが。」
「普通なの?」
「普通という境界線はかなり曖昧なものですので、個人差がある、とお考えくださいませ。ただ、三上様はかなり姫を気に入られているご様子でしたので、何かしらはあると思っておりましたが。」
「ネックレスって言うのが何かあるの?」
「首輪。」
「え?」
星夜の口からでた言葉は何とも無機質なものだった。しかもよりにも寄っての【首輪】ときたものだ。
「首輪って…」
「えぇ。その首輪です。」
「びっくりしないの?」
「それはしませんよ。驚くとでも思われましたか?」
「…ん。」
「男性が誘った事がきっかけのデートで、何もプレゼントがないというのはそれは驚きですが。」
「普通なの?」
「普通という境界線はかなり曖昧なものですので、個人差がある、とお考えくださいませ。ただ、三上様はかなり姫を気に入られているご様子でしたので、何かしらはあると思っておりましたが。」
「ネックレスって言うのが何かあるの?」
「首輪。」
「え?」
星夜の口からでた言葉は何とも無機質なものだった。しかもよりにも寄っての【首輪】ときたものだ。
「首輪って…」
「えぇ。その首輪です。」