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アスタリスクの恋
第2章 秘め事はキスから…
…それは、2ヶ月前の事…

「姫、いい加減に腹をくくって下さいませ。」
「それが私に言う言葉?」
「仕方ないでしょう。良き大人がパーティーに出るのが嫌と駄々をこねられても困ります故。」
「大人だからよ。なのに誕生パーティーって…」
「旦那様の愛でございますよ。」
「それは嬉しいけど。挨拶とか面倒なことか多いんだもん。」
「それを言いますか…」

小さく溜め息を吐きなからも、星夜は里緒を見下ろしている。15cm程か、高い位置から少し腰を屈めながらも目線を合わせたまま、星夜は続けて里緒に話し出す。

「25になられるというのに…『まだまだ』でございますね。」
「ッ…何よ」
「いえ?何でもございません。」

フッと笑う星夜。対して里緒はぷぅと頬を膨らました。
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