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華の王妃
第9章 アンリア

愛する女性との素晴らしく濃密な逢瀬はまだ
少年と言っても良い王弟の心を有頂天にさせるには
十分で、「殿下・・」と囁くユリウスの言葉巧みな
話につい心を揺れ動かしてしまわずにはいられない。



「王妃様ほどとは言わなくとも寵を分ける女が
いれば王妃様の負担は少なくて済むのです。
王妃様の立場を脅かすことなくこちらの
言いなりになる女が必要なのですよ。



ましてや、それが王弟殿下の子飼いとなれば
都合が良いではありませんか。」



妖しく笑うユリウスに王弟は美しい眼差しで
見つめ返す。



「女と言う生き物は欲深ですが愛と言う言葉に
弱い。殿下が時々甘い言葉を囁き抱く真似事でも
してやれば言いなりになります。」


「そのような。私はあの方一筋なのだぞ・・」


うっすらと頬を染め口ごもる王弟にユリウスは
さらに囁く。


「勿論殿下の御心は良く存じあげておりますよ。
ですからただの真似事で良いと申しあげたでしょう。
ご協力下されば私がどのようにすれば良いか
ご教授致しましょう。」


そう言ってユリウスの前に見せたのは
鍵付きの美しい箱から取り出した複数の棒だった。



「東洋の後宮ではこのような物が流行っておりましてね。
王の為に取り寄せましたが残念ながら王は好まれなかった
ようでしまいこんでいたのを持参致しました。」



「一体それは?」


複数の棒に王弟は問うとユリウスは比較的細く小さいものを
王弟の前に掲げて見せる。


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