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華の王妃
第4章 ユリウス
強引に入り込んだ舌は容赦なくリンダリアの口内を貪っている。
歯列をなぞり粘膜を舐め唾液を啜る。
何もかも奪うような口づけにリンダリアの瞳に涙が浮かぶ。
「泣くな。気持ちよくさせてやる。」
「いやぁぁ・・ 」
男の唇はやがて形の良い乳房にたどり着くと乳輪ごと口に含んだ。
己の唾液を擦りつけるようにねっとりと舌の腹で舐め上げ、尖らせた舌先で
乳首をくるくると転がす。するとリンダリアの心とは反対に蠢き起ち上がる。
「んっ・・あ・・いや・・ 」
「そなたのここは気持ちよいと言っておるぞ。」
「やめて・・いや・・いや・・コーラス様・・! 」
女と言う女を熟知した男の愛撫は初心なリンダリアには刺激が強い。
夫の労りに満ちた愛撫しか知らないのだ。
男は自分の腕の中で違う男の名前を呼ぶリンダリアにいら立ったのか。
突然足を大きく開かせたと思うと乱暴な手つきで男根をあてがった。
「優しく愛してやろうと思ったが。」
リンダリアの唇を再び奪うと力強く押し入った。
*
幾度目の精を放った後だろうか。
ぐったりしながら涙を流し続けるリンダリアの頬を舐めとるように
口づけると名残惜しそうに未だ萎えないものを抜く。
ユリウスに釘をさされていたが長年思い続けた女がやっと手に入ったのだ。
加減など出来るはずがない。
だがこれ以上続ければリンダリアの身体に障りが出てくるのは必須。
男に腰に布を巻くとすぐ近くに控えているユリウスの名を大きな声で
呼んだ。