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第14章 fantasma

右手で胸を揉みながら左手はじわり、じわり、と下半身へ移動していく。藤くんに剃られてからまだ毛の生え揃っていない部分をしつこく撫でまわす。

「あきら…、」
「なんだよ」

更に下を触ってくれと言うのは憚られ、晶の膝を掴んでいなかった方の手を彼の左手へと伸ばす。

指が、動く。二度、三度、とクリトリスに触れ、膣口へ添えられた。中に入れず、押すように刺激してくる。

「お前ほんと濡れやすいよな」
「うるさい…っ…」

胸を揉んでいた手がぎゅっと乳房を掴んだ。ぴくりと身体が反応すると肩を噛まれる。

「ん…ッ」

まずは一本、指はゆっくりと入ってくる。そんなんじゃ足りない。スイッチの入ってしまった頭はさらなる刺激を求めている。

指先で円を描くように動かされるとぞくぞくする。もっと欲しい、もっと早く。晶の膝を掴む手が震えだした。

「あきら…、もっと…」
「うるせえ」
「あん…ッ」

もっと、とねだると円を描いていた指先がイイところを引っかいた。晶は指を増やさず、円を描いて、引っかいて、を繰り返す。私の息が荒くなっていくと指を引き抜いて立ち上がった。

「……なんで」
「立て。壁に手つけ」
「……ゴムは」
「お前まだそんなこと言ってんのかよ」
「だって、」
「いいから壁に手ついてケツ出せ。ごねるなら無理やりケツにぶち込むぞ」

それは困る。未使用のそこに晶のモノを入れられたら確実に裂けてしまう。ぶるりと震える身体で立ち上がり、壁に手をついて尻を晶の方に突き出した。

「いい子だな、志保。お前の嫌がってる顔、まじで興奮するわ」
「あぁ…ッ…」

尻を叩いてぐっと先端を突き入れる。押し広げられる感覚が気持ちイイ。浅い抜き差しがもどかしい。