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サイレントエモーショナルサマー
第2章 6月某日金曜日
「あっ…ん…っ…あぁ…っ」
速いのに乱暴さはない。ぞくぞくと背を走る快感。ぐっと押されて頭の中がスパークする。太腿が痙攣して膣がぎゅっと締まった。自分の意思とは関係なく跳ねる腰。藤くんのモノを握ったままイかされるとは思いもしなかった。
「…かわいい、」
「……キス、して…っ…」
「仰せのままに」
要求通りの熱いキス。舌を絡めあって、歯を撫でる。藤くんの手が動いて彼のモノを触れていた手が退けられる。そのまま彼の手はなにかを探るようにごそごそと動いている。
「俺のキス、気に入りました?」
「…ん」
鼻先が触れあう距離で言われると不覚にもどきどきする。キスをねだって柔らかな髪に手を伸ばす。弱く掴んでぐしゃぐしゃと掻き撫でると唇を塞がれる。
「…!」
太腿に指が触れた感触から数秒。押し入ってくる痛みでとろんと閉じかけていた目を見開く。強烈な圧迫感。
「おっきい…っ…」
「まだ半分ですよ。もう限界ですか」
「ん…っ…もっと…、」
いつの間にか装着したゴム越しの熱。膣は収縮を繰り返しそれを根元まで受け入れようとする。早く、早く。力任せにがんがん突いてくれないものか。もどかしくなって腰を動かすとわき腹をきゅっと抓まれる。