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サイレントエモーショナルサマー
第2章 6月某日金曜日
「奥まで欲しいですか?」
「う、ん…っ」
「じゃあ、俺のこと好きになって、俺と付き合ってください」
「な、に…言って…ん…あっ…」
太いモノが入り口の辺りをいったりきたりして刺激してくる。
「ね、志保さん」
「やだ…っ…」
「志保さん、セックス大好きでしょう。俺と付き合ってくれたら頭おかしくなるくらい気持ちよくしてあげますよ」
うるさい。おしゃべりな口をキスで塞いで自分から腰を動かし藤くんのモノを奥まで受け入れる。苦しくて、気持ちが良い。
「…っ……んっ、ん、」
「俺はね、志保さん。あなたと違って好きな人としかセックスしないんですよ」
「…は?」
「俺を甘く見てたでしょ。こいつはどうせ自分をからかってるだけだから一発やらせてやれば、満足して執着しなくなるだろって」
「そ、れは…」
「あと、こうも思ってた。どうせ女には困ってないだろうしさっさと挿れてさっさと出して終わるだろって」
藤くんの表情が変わる。誰だ。私を見下ろしているこの男は誰なのだ。唖然として言葉が出ない。
「待とうと思ってたんですよ。でもね、志保さん全然振り向いてくれないし、そろそろ中原さんにやられちゃいそうだし」
「ちょっと…!なに言って…」
逃げようとすると腰をがっちり掴まれ、奥をぐりぐりと突かれる。嬌声が飛び出す。私の下半身は今までにないご立派なモノの挿入に喜びの悲鳴を上げているのに脳内は酷く冷静だ。
「志保さんが他の男に抱かれてるのも許せないけど、中原さんに先越されるのが一番嫌だったんですよね」