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サイレントエモーショナルサマー
第15章 glicine
ぴったりくっついた太腿が熱いのは、私の体温か、彼の体温かどちらなのだろう。

カリ、カリ、とやわく中を擦られると藤くんのモノをしごいていた手はだらりと力を失う。そうすると、藤くんはそっと志保さんと私を呼ぶけれど指の動きは休めない。

「俺の、どうなってます?」
「ぬ、ぬるぬるしてる…っ…んっ…」
「志保さんもしてますよ。ソファー汚して、今日の志保さんは悪い子ですね」
「じゃ…あっ…べ、べっど…に…っ…、」
「ダメ。俺のしたいようにって志保さんが言ったんでしょ」
「ひぁ…っ…」

交差する腕が触れあう。与えられる快感で前かがみになりそうになると、キスは?と問う声がしてゆらりと顔を上げる。ぴちゃぴちゃと音を立てて、甘い甘い毒を味わった。

「あっ…んん…っ…あン…ッ」
「ほら、手、止まってますよ」
「むり…っ…きもち、の…ッ…ゆび…とめ、…っ」

開いた足ががくがくと震える。二本の指に中を掻きまわされ続け、身体を起こしているのもつらい。藤くん、藤くん、と呼ぶとぴたりと動きの止まった指が焦らすように引き抜かれた。

「藤くん…?…んっ」

唇を塞がれる。唾液を流し込まれながら口腔内を暴れる舌を受け止めた。脳みそがぐちゃぐちゃに溶けてしまいそうだ。

藤くんの手が彼のモノを握る私の手に触れた。促され、彼への愛撫を再開する。やんわりと握るように刺激しながら下から上へと手を動かしていく。奥を叩く亀頭を指の腹でそっと撫でると、私の口の中の彼の舌がぴくりと跳ねる。

「はっ…はっ…」
「かわいい、志保さん」
「あっ…」

いとも簡単に二本の指が中へと戻ってくる。嬌声を食むようにまた唇を寄せてから、くちゅくちゅと膣内を刺激する。彼にも同じことをしてあげたい。溶けだしそうになるこの快感を彼にも味わってほしい。どうしたら出来るのだろう。

「藤くん…、ど、したら…あっ…」
「志保さんの手が触れてるってだけでやばいです。俺もう出そうですよ」
「やっ…もっと、…んんっ…してあげたい…っ…」

涙越しに見える藤くんの頬が赤くなった。ああ、そうだ、その顔が見たかった。首を伸ばし、必死で口付ける。彼の口の中に舌をいれて、彼がしたように唾液を分けたいのに上手くいかない。
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