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第16章 falco pellegrino

「んっ…はやと…ね、むね…も、いい…っ…」
「俺が触りたいの」
「いつも…ちいさいっていうくせに…っ」
「今日はこのちいせえ乳がすげえ可愛い」

ぬるり、ぬるり、硬いモノが股間で滑る。両胸に触れる隼人の手は強くなったり、優しくなったりする。2本の指で乳首を挟んで擦られると流石に下腹部がきゅんと疼く。

「ね、…っ…はやと、」

快感が欲しい。宙に浮くような、あの強烈な快感が欲しくて堪らない。開いた足に力を入れ、隼人の腰へと自分のそこを押し付ける。

「その顔見てるだけで出そうだわ。つーか、顔にかけていい？」

想定外の発言にさっと頭が冷静になる。いや、今日はかなり冷静さを保っていた方だった。は？と煽ってゴムを外そうとする隼人の手をなんとか掴んだ。

「私が恋人だったとして、それでも君は顔射しますか」
「恋人だからこそするね」
「元カノにもやってたの？」
「元カノは顔にかけたいって思う程好きじゃなかったし。乳でかかっただけで」
「くそ野郎だな」
「でも、俺は今、しーちゃんの顔にかけたい。あ、そうだ、じゃあしーちゃん今から俺の恋人ってことで」
「はい？いや、ちょっと、勘弁して」
「俺さ、初めての彼女のこと未だに忘れらんないんだよね。あいつにはヤる度に顔にかけてたわ。かけたくてしょうがねえの。あ、高校の頃の話ね」
「ものすごーくどうでもいい」

顔にかけられてたまるかと隼人の腰を挟み込んでいた状態から体勢を変えた。いかん。なんか予想外の方向に話が転がっている。

逃げるべくベッドから這い出ようとすると足首を掴まれ、引きずられた。じたばたもがいても背中に馬乗りになられると私には精々シーツを掻きまわすことしか出来ない。

ぴた、ぴた、と隼人はモノで私の背中を叩く。今日はご立派に硬さを保っている。

「俺と付き合おうよ。俺の顔にかけたいは愛情の証だからさ。ね、いいっしょ」
「いいわけあるか！こっちは激萎えだわ！」
「じゃあ今日は背中で勘弁しとくから。顔は次で良いよ」
「次とかないから！私は愛情持たれたら去るって決めてんの！」