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サイレントエモーショナルサマー
第17章 ricordo
キスがしたい。熱さが欲しい。ぐっと首を伸ばし、藤くんの唇へと己の唇を寄せる。触れただけでも溶けだしてしまいそう。応じるだけでいくつもりなのか藤くんは薄く口を開くけれど、舌はいれてこない。

下唇に吸い付いて、舌先で歯を撫でた。舌をいれ、私を溶かす藤くんのそれを絡め取る。

下腹部を撫でいていた手がクリトリスを擦って、もう濡れそぼっている膣口をじわじわと刺激する。少し足を開くと襞をかき分け指が中へ入ってくる。

「ん…っ…」

その声は藤くんの口の中に消えていく。うっとりと閉じていた目を開くとなんと今日は藤くんも瞼を下ろしている。長い睫毛が震えて、目元に落とす影は溜息が出そうになるほど美しい。

膣がくちゃくちゃと音を立てはじめるともうキスにうっとりしている余裕はない。身体を震わせ、必死に藤くんの腕に縋りながら、頭がどろりと溶けていくのを感じる。

「はっ…んん…っ…」

私が感じるとこを知っているのに藤くんの指は器用にそこを避ける。焦らす愛撫がもどがしく、少しだけだった足の開きを大きくすると藤くんはくすりと笑った。吐息が額にかかってこそばゆい。

「もっと?」
「…うん…っ、もっと、」
「俺の指、どうなんでしたっけ」
「あっ…ん…ながくて…、エロい…って…っ…」
「志保さんはどう思います?」
「んん…っ、わ、たしも…おもう…、あっ、」

かり、とスポットを引っ掻かれ、思わず強く藤くんの腕を掴んだ。かわいい、と私の額にキスをして、2本に増えた指の抜き差しを速くする。

「藤く…まって、そこ…っ…きもち…」
「ここですか?知ってますよ」
「んぁ…っ…やばい…っ…」

スポットを強めに押されるのが好きだなんてのは彼はとっくのとうに知っている訳で、とろける刺激の後にぐっと押され私はあっけなく達してしまった。足を閉じた後も藤くんの指は中に入ったままで、気まぐれに中を引っ掻かれる度に快感を教え込まれた身体はびくびくと跳ねる。

「志保さん、ほんとにすぐイっちゃいますね」
「……気持ちいいんだもん」

ぬるり、と私が汚した指が抜けた。舐めてと言われた訳ではないのに藤くんの手に自分の手を添えて口元まで持っていく。
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