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サイレントエモーショナルサマー
第19章 Renatus
「やっ…藤くん、それやだ…っ…」
逃げることだって出来た。だが、スポットを強く押されながら藤くんの舌でクリトリスを舐められるとぞわぞわと快楽の沼が広がっていく。
「ここは、嫌がってないですよ」
「でも、…あン…んっ…あっ…、」
固く目を瞑り慣れない刺激に耐える。心地悪さと心地よさがぐちゃぐちゃに混ざり合い、指での刺激を気持ち良いと思いながらも、クリトリスを舐める舌の熱さがそこに水を差す。
「力抜いて、志保さん。大丈夫」
優しく太腿に口付けてから言うと藤くんの舌はまたクリトリスへと戻る。強く絡めあった指が安堵をくれる。大丈夫、相手は藤くんだ。なにが大丈夫なのかは分からないけれど、きっと、藤くんなら、
「あっ…ああっ…だめ、ふじく…っ!」
ふと、肩の力が抜けるとそれを待ちわびていたかのように指の動きが速くなった。ぴりぴりと太腿が震えると同時に舐められていたクリトリスを強く吸われ、暗かった瞼の裏に光が走る。
喉元が仰け反り、膣が締まったのが分かった。自分の息の荒さを感じながら目を開くと、室内の光景は酷く滲んでいる。
「指、抜けないですよ。はい、息吸って、吐いて、」
藤くんの声に促され深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。クリアになって言った視界ににこりと微笑んだ藤くんの顔が入ってくる。
そっと、触れた唇に卑猥な甘さがあった。殆ど無意識で自分の唇をぺろりと舐めれば、藤くんの笑みが深くなる。
「ダメです、その顔。俺、歯止め利かなくなっちゃいます」
そんなことを言う癖に、藤くんは私の中から抜いた指を口元に差し出してくる。開いた口からちろりと出した舌で舐めていくと指は優しくも強引に口内へと入ってくる。
「んっ…ふ…、」
私が濡らした指に舌を押さえつけられると苦しいのに、頭の中がどろりと溶けていく。
逃げることだって出来た。だが、スポットを強く押されながら藤くんの舌でクリトリスを舐められるとぞわぞわと快楽の沼が広がっていく。
「ここは、嫌がってないですよ」
「でも、…あン…んっ…あっ…、」
固く目を瞑り慣れない刺激に耐える。心地悪さと心地よさがぐちゃぐちゃに混ざり合い、指での刺激を気持ち良いと思いながらも、クリトリスを舐める舌の熱さがそこに水を差す。
「力抜いて、志保さん。大丈夫」
優しく太腿に口付けてから言うと藤くんの舌はまたクリトリスへと戻る。強く絡めあった指が安堵をくれる。大丈夫、相手は藤くんだ。なにが大丈夫なのかは分からないけれど、きっと、藤くんなら、
「あっ…ああっ…だめ、ふじく…っ!」
ふと、肩の力が抜けるとそれを待ちわびていたかのように指の動きが速くなった。ぴりぴりと太腿が震えると同時に舐められていたクリトリスを強く吸われ、暗かった瞼の裏に光が走る。
喉元が仰け反り、膣が締まったのが分かった。自分の息の荒さを感じながら目を開くと、室内の光景は酷く滲んでいる。
「指、抜けないですよ。はい、息吸って、吐いて、」
藤くんの声に促され深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。クリアになって言った視界ににこりと微笑んだ藤くんの顔が入ってくる。
そっと、触れた唇に卑猥な甘さがあった。殆ど無意識で自分の唇をぺろりと舐めれば、藤くんの笑みが深くなる。
「ダメです、その顔。俺、歯止め利かなくなっちゃいます」
そんなことを言う癖に、藤くんは私の中から抜いた指を口元に差し出してくる。開いた口からちろりと出した舌で舐めていくと指は優しくも強引に口内へと入ってくる。
「んっ…ふ…、」
私が濡らした指に舌を押さえつけられると苦しいのに、頭の中がどろりと溶けていく。