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サイレントエモーショナルサマー
第22章 gelosia
ぐうっと腰を押し付けられれば、膣口がくちゅりと音を立てる。もっと、もっと、と腰を動かそうとすると悪魔の顔になった藤くんは薄らと笑って、ダメですよ、と言う。
甘ったるい声に制されると、何故だか頭と身体が従った。でも、もっと、刺激が欲しい。ぐちゃぐちゃと音を立てていっぱいにして欲しい。
「中原さんから逃げるなら逃げ続けて、」
「逃げて…ない…っ…んっ…あっ、あっ…うぁ…ッ…」
「もう、俺しかいらないでしょ」
「だめ…っ…ふじく…も、あたまおかしく…っ…ああっ…」
「なってください」
律動が速くなっていた。ばちんと肌を叩く熱に溶けきった筈の頭がまたどろりと溶ける。
じりじりと引き抜いて、奥まで突き刺して。ぴりりと痺れる爪先がシーツを引っ掻く。手綱のように私の両手を掴んだ藤くんが一心不乱に腰を打ち付けてくると、ずんと奥にぶつかる度に目尻から涙が溢れだす。
尻の下までぬるりと濡れている。滑る身体が弾けそうになるほど熱くて仕方がない。
「藤くん…っ…きもち、い…あっ…イク…っ…も、…あぁっ…!」
身体中の血液が沸騰しているみたいだ。仰け反った首に甘く噛みつく藤くんの吐息が愛おしい。はっはっ、と荒く息をすると纏め上げていた手を解放し、そっと髪撫でてくれる。
「まだ、ですよ」
「うん…っ…」
「もうちょっとだけ、頑張ってくださいね」
「んっ…あっ…やばい…っ…とける…っ…」
「どんな音、聞こえます?」
「ぬ、ぬちゃぬちゃって…んんっ…きもち、おと…っ…あんっ…」
かわいい、と耳たぶを噛まれ、何度目か分からない快感の波が押し寄せる。私の身体をぎゅっと抱き締めて、ピストンを速くした藤くんは小さく呻いた。
甘ったるい声に制されると、何故だか頭と身体が従った。でも、もっと、刺激が欲しい。ぐちゃぐちゃと音を立てていっぱいにして欲しい。
「中原さんから逃げるなら逃げ続けて、」
「逃げて…ない…っ…んっ…あっ、あっ…うぁ…ッ…」
「もう、俺しかいらないでしょ」
「だめ…っ…ふじく…も、あたまおかしく…っ…ああっ…」
「なってください」
律動が速くなっていた。ばちんと肌を叩く熱に溶けきった筈の頭がまたどろりと溶ける。
じりじりと引き抜いて、奥まで突き刺して。ぴりりと痺れる爪先がシーツを引っ掻く。手綱のように私の両手を掴んだ藤くんが一心不乱に腰を打ち付けてくると、ずんと奥にぶつかる度に目尻から涙が溢れだす。
尻の下までぬるりと濡れている。滑る身体が弾けそうになるほど熱くて仕方がない。
「藤くん…っ…きもち、い…あっ…イク…っ…も、…あぁっ…!」
身体中の血液が沸騰しているみたいだ。仰け反った首に甘く噛みつく藤くんの吐息が愛おしい。はっはっ、と荒く息をすると纏め上げていた手を解放し、そっと髪撫でてくれる。
「まだ、ですよ」
「うん…っ…」
「もうちょっとだけ、頑張ってくださいね」
「んっ…あっ…やばい…っ…とける…っ…」
「どんな音、聞こえます?」
「ぬ、ぬちゃぬちゃって…んんっ…きもち、おと…っ…あんっ…」
かわいい、と耳たぶを噛まれ、何度目か分からない快感の波が押し寄せる。私の身体をぎゅっと抱き締めて、ピストンを速くした藤くんは小さく呻いた。