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サイレントエモーショナルサマー
第3章 檻のなかの土曜日
「イかせてくれなきゃ嫌いになる」
これは嘘じゃない。ただ、快楽に溺れたいだけの本音だ。ぎゅうと藤くんにしがみついて吐き捨てるように言うと頭上で小さく、ずるい人、と私を罵る声がする。そう、それでいい。
「藤くんのが欲しいの」
体勢を変え、太腿の上に跨った。じっとりと湿ったボクサーをゆらゆらと擦りつける。ああ、ズボン、汚れちゃうね、なんてにやりと笑ってみせると顔を赤くした藤くんは勢いよく私の身体を担ぎ上げた。
「きゃっ…!」
「今日も帰らせません」
ベッドに放られ体勢を整える間もなくボクサーが引き摺り下ろされる。カチャカチャとベルトの音がして、早く頂戴と腰をくねらせる。律儀にゴムを装着した藤くんのモノが一気に奥まで挿入された。本当に堪らない。もっと早く出会いたかった。
不格好な四つん這い。シーツを掴んで揺さぶりに応じる。膣はもう大洪水だ。挿入されたばかりだというのにぬちゃぬちゃと淫靡な音を立てている。
「きっつ…、」
「ん…っ…ん!きもち、いいっ……もっと…っ…!」
「あー、ほんと、こんな予定じゃなかったのに。志保さんってイケナイ女」
首を噛まれ、クリトリスを力任せに摘ままれる。びくびくと反応するしょうもない身体。藤くんのモノが長いせいかバックでの挿入はちょっと痛くて、その痛みがまた私を興奮させる。
クリトリスへをいじめていじめて手を離すとシーツを掴んでいた両腕を引っ張る。ぐいと上半身が引き起こされた。
「奥…きてる…っ…きもちいい…!」
「今、志保さんのこと気持ち良くしてるのは誰ですか」
「藤くん…藤くんのおっきいの…っ」