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サイレントエモーショナルサマー
第23章 vacanza
「先に挿れっから。志保、本気の俺は今日からゴムを着けてやる」
「…ばかじゃないの…んなのじょーしき…んぁ…っ…!」
「ちょっとさ、体勢考えてくんない?しーちゃんに舐めて欲しいんだけど」
「どうにでもなるだろ。頭使えよ。あー、志保、やばい、お前の中すげーいいよ」

痛みもなくすんなりと晶のモノが中に挿入された。ぐっと腰を押し付けられると下腹部が痺れる。

「あれ、1時間しか持たねえからさ。20時過ぎには終わらせてやるよ」
「んんっ…あっ、あっ…やめ…っ…」

がつがつと腰を打ち付けられながら言われ、いつの間にか時刻が19時を過ぎていたのだと分かった。

こんなの気持ち良くない。ぼんやりと鈍くなった頭ではそう思うのに身体はびくびくと震えて、膣がぎゅうっと晶のモノを締めつけている。

「しーちゃん、時間ないってさ。ほら、口開けて」
「んんっ……」

なんとしても口を開くまいと歯を食いしばると隼人に鼻を摘ままれた。酸素を求めて薄く開いた口にすかさずまだ柔らかいモノが挿し込まれる。

隼人の大腿に頭部を預ける状態で咥えさせられながら、下半身は晶に占拠されている。

感じたくない。気持ち良くなんかない。そんな胸の内とは裏腹に結合部が、今まで聞いたこともないような卑猥な音を立てていた。

「すげー、泡立ってる…媚薬効果か…それか、お前が淫乱か…っ…どっちだろうな」

晶が息荒く言う。腰を押さえつけていた手が右の乳房へと伸びてくると、やわやわと揉んでから乳首を思いきり抓られた。

「むう…っ…んんー!」
「…っ…締めんなっつの」
「じゃ、反対は俺が可愛がってやるよ」

私の口内を凌辱しながら隼人は左の乳房にそっと触れた。かさついた手のひらに覆われ、ぞくりと身体が震える。感触を確かめるように優しく揉んだかと思うと力強く掴まれた。びくん、と私の身体が跳ねれば満足そうな声をあげる。

「んっ…んっ…んんっ…」
「お前が口塞いでっから声聞こえねえんだけど」
「じゃあさっさとそっち開けてくんない?そしたら俺ので突きながらしーちゃんにいい声出させてやるからさ」

出すもんか。いっそ今、噛み千切ってやる。隼人の顔を睨み付け歯を立てようとすると下から強い衝撃が来る。
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