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サイレントエモーショナルサマー
第23章 vacanza
私のキーケースは隼人が持っているらしい。君たち、本当に今日初対面ですか。なんですか、その連係プレーは。
隼人が先に部屋を出て行った。がちゃがちゃと鍵を開ける音がする。おっけー、と緩い声が聞こえたかと思うと晶も私を担いだまま器用に靴を履いて外に出る。
「あん…っ…」
「なに、お前。感じてんの?」
「…うるさい!」
衝撃でバイブが動き、声を出すと晶はにやにやと笑った。まじでこいつ地獄に落としてやる。ばたばたと足を動かしても晶にはまるで堪えていないらしく、悠々と隼人が開いてスタンバイしていた玄関のドアを過ぎる。
「へー、いい部屋住んでるな。あのぼろアパートとは雲泥の差だ」
「しーちゃんの部屋、物すくなくね?この部屋じゃ寂しいっしょ」
「じろじろ見るな!下ろせ!早く外して!」
久しぶりの帰宅がこんな形になるなんて誰が想像できただろう。晶はもがく私をベッドに放るように下ろすと、ぎしりとわざとらしく音を立て腰かけた。
用事が出来たと言っていた隼人は事の行く末を案じているのか立ち去ることなく、じっと私を見下ろしている。
「外して欲しいか?」
「さっきから何度も申し上げておりますが」
「なら、これに向かって、あいつはともかく俺とのことちゃんと考えて、警察には言わないって言え」
「はあ?」
スマホをずいと私の顔の前に差し出して、晶はにやにやと笑っている。くそだなこいつ。いや、分かっていたけど本当にくそ野郎だ。この悪知恵はどこで覚えてきやがった。
「ほら、言えよ」
そう言ってタオルケットをはぎ取ると、ぐっとバイブを押し付けてくる。あ、とつい甘い声を漏らした自分が憎い。
「分かったってば!警察には言わない、言いません。だから外して!」
「足りない」
「……んあっ…」
とっくに乾いたと思っていた膣がぐちゅりと音を立てる。その音を聞いてにやにやを深めた晶は録音を辞めたらしいスマホをほっぽり出して、拘束の上からぐりぐりとバイブを弄んだ。
「あっ…あっ…やめ…っ…」
「しーちゃん、気持ち良い顔しちゃってんじゃん。俺、もう行くけど、しーちゃん、またね」
「二度と会うもんか!あっ…ちょ、あきら…っ」
一度、近くに寄ってきた隼人は私の頬にちゅっとキスをしてから手を振って去っていった。晶はいまだにやにやと笑ってバイブを押し付けたり、乳房を揉んだりを辞めようとはしない。
隼人が先に部屋を出て行った。がちゃがちゃと鍵を開ける音がする。おっけー、と緩い声が聞こえたかと思うと晶も私を担いだまま器用に靴を履いて外に出る。
「あん…っ…」
「なに、お前。感じてんの?」
「…うるさい!」
衝撃でバイブが動き、声を出すと晶はにやにやと笑った。まじでこいつ地獄に落としてやる。ばたばたと足を動かしても晶にはまるで堪えていないらしく、悠々と隼人が開いてスタンバイしていた玄関のドアを過ぎる。
「へー、いい部屋住んでるな。あのぼろアパートとは雲泥の差だ」
「しーちゃんの部屋、物すくなくね?この部屋じゃ寂しいっしょ」
「じろじろ見るな!下ろせ!早く外して!」
久しぶりの帰宅がこんな形になるなんて誰が想像できただろう。晶はもがく私をベッドに放るように下ろすと、ぎしりとわざとらしく音を立て腰かけた。
用事が出来たと言っていた隼人は事の行く末を案じているのか立ち去ることなく、じっと私を見下ろしている。
「外して欲しいか?」
「さっきから何度も申し上げておりますが」
「なら、これに向かって、あいつはともかく俺とのことちゃんと考えて、警察には言わないって言え」
「はあ?」
スマホをずいと私の顔の前に差し出して、晶はにやにやと笑っている。くそだなこいつ。いや、分かっていたけど本当にくそ野郎だ。この悪知恵はどこで覚えてきやがった。
「ほら、言えよ」
そう言ってタオルケットをはぎ取ると、ぐっとバイブを押し付けてくる。あ、とつい甘い声を漏らした自分が憎い。
「分かったってば!警察には言わない、言いません。だから外して!」
「足りない」
「……んあっ…」
とっくに乾いたと思っていた膣がぐちゅりと音を立てる。その音を聞いてにやにやを深めた晶は録音を辞めたらしいスマホをほっぽり出して、拘束の上からぐりぐりとバイブを弄んだ。
「あっ…あっ…やめ…っ…」
「しーちゃん、気持ち良い顔しちゃってんじゃん。俺、もう行くけど、しーちゃん、またね」
「二度と会うもんか!あっ…ちょ、あきら…っ」
一度、近くに寄ってきた隼人は私の頬にちゅっとキスをしてから手を振って去っていった。晶はいまだにやにやと笑ってバイブを押し付けたり、乳房を揉んだりを辞めようとはしない。