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サイレントエモーショナルサマー
第25章 viaggio Ⅰ

指が溶けてしまいそうだ。膣の中が蠢いて、熱い。中がこんなにも熱を持っていて、たった一本の指の侵入さえも拒もうとするとは知らなかった。

「きゅって締めてくるでしょ。それなのにここに俺の全部入っちゃうんですよ」
「あつい…っ…んっ」
「そうですよ。熱くて、でも、あったかくて、気持ち良いんです」
「んっ…あっ……はっ…あっ」

私が自分の指を抜こうとするとそれを阻むように彼の指が二本、中へと入ってくる。彼の手のひらで私の手は覆われ、上手に動かすことが出来ない。

自分の中の熱さと藤くんの指の感触がちぐはぐだ。スポットを擦られ気持ち良いのに自分の指がその快感の邪魔をする。

くちゅくちゅと可愛らしいとさえ思えた音は濁音と粘り気を増していた。藤くんの指が中を動き回る度に開いた膣口からぐちゅりと音が吹き出す。

「志保さんのいいとこはここですよ。ほら、自分でやってください」
「んっ…んっ…ふじくんがいい…っ…」

いやいやと首を振ると呆れた吐息が耳にかかる。もう、と小さく言って耳たぶを噛んだ藤くんは中に挿し込んだ指の動きを速くした。

「あっ……ふじく…きもち…声…こえ、でちゃ…っ…」
「声、押さえてくれないと辞めますよ」
「だって…んっ…きもち…きもちいの…っ…あンっ…」
「右手空いてるでしょ。噛まないで覆ってください」

ああ、そうだった。藤くんに言われ空いた右手で口元を必死に覆う。いいこですね、と耳の中に舌を入れられると膣がぎゅっと締まって私の指と彼の指を締めつける。

ぼわぼわと耳の中の音がぼやける。窄めた舌先が小さな穴をつんと突つく度に、身体が反応して膣が締まる。指が千切れる。無理だよ。もう、全部溶けてしまう。

腰に回っていた藤くんの右腕が動いた。なにかと思うとその手は乳房ではなく股間へと移った。

「んんっ……!」

中に入っている指だけでも充分私の頭を溶かしているのに、藤くんは私の耳を蹂躙しながら自由になった右手でクリトリスをきつく抓り上げた。

ただでさえぎゅっと締まっていた膣がその強さを増す。ダメだ、今度こそ指が千切れる。こんな中にあの硬くなったモノを長いこと挿入していられるなんて藤くんはおかしい。

「分かります?志保さん、ここ抓ると締まるんですよ」
「わかる…んっ…んんっ…」
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